にきび(尋常性座瘡)

病態

思春期では、性ホルモンの分泌が高まり、皮脂腺の多い顔面、前胸部、背部に角質や皮脂が毛穴につまり出現する。

増悪因子

女性の生理前、ストレス、不規則な生活・食生活(チョコレートやナッツ類・カップ麺や過度な油摂取)、便秘、睡眠不足、過労、前髪の髪型など。

治療

A 外用薬

ディフェリンゲルやベピオゲルなど就寝前の1日1回外用剤での治療を、よくなっても1年間治療を続けることをお奨めします(毛穴のつまりを取り除きます)。
保湿剤(ヒルドイドローションなど)をディフェリンゲルやベピオゲルなどの使用前に塗布してもらい、刺激症状を起こりにくくしますが、それでも刺激症状の強い患者様には、アクアチムクリーム、ダラシンTゲルに変更します。にきび周囲が赤くなる時は、朝にゼビアックスローションを追加します。

B 内服薬

アクネ菌を減少させるため、抗生剤を中等度以上のにきびの患者様には服用が効果的です。

保険外治療

ケミカルピーリング

にきびを防ぐだけでなく、にきび跡を目立たなくすることもできます。
当院のケミカルピーリングをご覧ください。